ニコチンパッチ

ニコチンパッチとは

ニコチンパッチとは、ニコチンを含んだ貼り薬の事です。

禁煙治療に用いられ、禁煙時の離脱症状を和らげる効果があります。

国内で販売されているニコチンパッチとしては、ニコチネルパッチ等があります。

ニコチネルパッチは第1類医薬品として、薬局やインターネット通販で購入する事ができます。

ニコチンパッチの特徴

ニコチンパッチは、貼り薬からニコチンを皮膚に浸透させて摂取するものです。

皮膚から入ったニコチンが毛細血管を通して体全体に吸収され、安定した血中濃度を保ちます。

ニコチンパッチには、タバコが不味くなったり吸いたくなくなるような作用はありません。

ですので、禁煙する際には明確な意思を持って使うようにしましょう。

ニコチンパッチの効果

ニコチンパッチは喫煙時と同様のニコチンを皮膚から摂取し、ニコチン切れの状態を防ぎます。

禁煙する際にニコチンパッチを貼れば、イライラ等の離脱症状を和らげる事ができます。

人によっては効果が薄い事もありますが、離脱症状で辛いのは最初の3日間だけです。

なお、ニコチン欠乏による体の不調には効果がありますが、心理的な効果はありません。

ですのでニコチンパッチを使用する際には、明確な禁煙の意思が必要となります。

ニコチンパッチの副作用

ニコチンパッチによる副作用として、主に不眠、悪心、嘔吐、頭痛、めまい、悪夢、動悸等があります。

貼り薬を貼った場所に見られる副作用には紅斑(かぶれ、発赤など)があります。

まれにショック、アナフィラキシー等の重大な症状が出る事があります。

万一こういった症状が出た際には使用を中止し、医師の診断を受けてください。

ニコチンパッチの使い方

代表的なニコチンパッチであるニコチネルパッチの使用方法を説明します。

ニコチネルパッチは上腕、腹部、腰背部のいずれか1ヶ所に貼り付けます

貼る場所をタオルでよく拭いてからパッチを貼ります。

皮膚のかぶれやかゆみを防ぐため、交換する際にはその都度貼り付ける場所を変えるようにします。

1日1回パッチを交換し、一度貼ったら24時間貼り続けてください。

パッチを貼り忘れた場合は、出来るだけ早くパッチを貼ってください。

貼り終えたパッチは粘着面を向かい合わせて折りたたみ、新しいパッチを取り出して袋に入れて捨ててください。

ニコチネルパッチの服用期間は基本的に8週間となっております。10週間を超える使用は控えてください。

ニコチンパッチの注意点

以下に当てはまる方は、ニコチネルパッチを使用できません。

①心臓に重度の病気(心筋梗塞、狭心症、不整脈)を持った方

②脳出血・脳卒中を起こして間もない方

③薬で発疹を起こしたことのある方

④妊娠もしくは妊娠の可能性がある方、授乳中の方

⑤非喫煙者の方

また、ニコチンパッチを貼っている時、タバコを吸ってはいけません。

もし喫煙した場合、体内のニコチン量が増えすぎて頭痛、めまい、吐き気等が副作用が起こります。

ニコチンパッチの通販

ニコチンパッチは楽天等の通販サイトで購入することができます。

通販購入は、禁煙外来に比べて診察費や病院へ行く手間が省けるというメリットがあります。

その反面、医師への相談やアドバイスを受ける事はできませんので、購入から使用に至るまでは全て自己責任となります。

ニコチンパッチを通販でご購入の際には、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しく使いましょう。

ニコチンパッチとチャンピックスについて

ニコチンパッチとチャンピックスを比較した場合、禁煙治療効果が高いのはチャンピックスとなります。
これは臨床試験で実証されており、ニコチンパッチが効かない患者でもチャンピックスで禁煙成功する可能性は十分にあります。

ニコチンパッチは使用して初期の段階で、吸収するニコチンの量が足りず禁煙に失敗する事があります。
禁煙外来ではニコチンパッチ、ニコチンガム、チャンピックスを選択するようになっておりますが、最終的にチャンピックスという選択に落ち着く患者も多くいらっしゃいます。

禁煙は精神状態が非常に影響をおよぼすので、一度失敗すると『自分には禁煙なんて出来ないんだ』と自信をなくして挫折してしまいがちです。
こういった精神面でのリスクも考え、ご自身の意志を確認したうえで最良の手段を選びましょう。